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4月第四週のブドウ畑・・・Relèvement

葉が3、4枚出てきたのはつい先週のこと、1週間でこーんなに伸びましたよ!

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ブルゴーニュ地方の一般的なブドウ畑の造りは、針金を上下に1本ずつ固定し、
その中間に2本張った針金を、ブドウの蔓の成長に合わせて少しずつ引き上げます。
今週は、その 「Relèvement」 ルレヴモン、という作業中。

2本の針金を留めていたクリップを外し、少し引き上げて蔓をはさみ込むようにし、
またクリップを付け直すだけの、一見すると単純な作業です。

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3月から4月にかけて、25℃を越える夏日が続いてブドウの成長が早まり、
仕事もすべて前倒しです。本来なら、この作業をするのは5月中旬以降。

この道30年の主人いわく、記録的な猛暑だった2003年と較べても
さらに15日間くらい早いペースだそうです。
この好天が続くとすると、8月後半に収穫の可能性も充分あるらしい・・・。

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間もなく花も咲きそう!
開花から100日後に収穫が始まるというのが、昔からの言い伝えです。

そこで、「Trois Siècles de Vendanges Bourguignonnes」
ブルゴーニュ地方の収穫の3世紀を振り返る、という本を開いてみると・・・

8月に収穫が始まった記録があるのは
1719年(8/28)・・・暑く乾燥した夏。ブドウは良好。ワインは15/20点。
1822年(8/29)・・・猛暑の夏。ブドウの質は中程度だが完熟。ワインは15/20点。
1893年(8/24)・・・4/23開花。干ばつの年。ブドウの質は中程度。20/20点。
20世紀にはなく、2003年が次の記録となりました。

2003年の暑さも例外中の例外だったため、ワインの出来が心配されましたが
結局のところ、果実味の凝縮した、香り高い素晴らしいワインとなりました。
レストランでは、濃厚なタンニンを和らげるため、デキャンタしてお出ししています。

今年2007年も、期待できるかもしれませんね!
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by casteltresgirard | 2007-04-26 14:40 | ブドウ畑の四季・春

4月第三週のブドウ畑・・・Bourgeons et Labour

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毎日のポカポカ陽気のせいで、こんなに葉っぱが出てきましたよ。

たった1週間前に、「ようやく新芽が膨らんできたな」と思っていたところなのに
すでに30センチ以上も伸びた樹もあるくらい。樹齢が若いほうが勢いがあって
ピノノワール(黒ブドウ)よりも、シャルドネ(白ブドウ)のほうが早く成長するのだと
主人が教えてくれました。

ところでうちの主人、今週末は休日も返上して、トラクターで土を耕すのだそう。
来週から少し天気が崩れるという予報が出ているのと
もう少し伸びてからだと、トラクターによって葉や茎を傷つけることになるためです。

ヴィニュロン(ブドウ栽培者)にとっては、いよいよ2007年シーズンの始まり。
秋の収穫まで、空模様とにらめっこの、気の抜けない日々が続きます。

Castel にも、ベルギー・オランダ・スイスナンバーの車が並ぶようになり
夏到来!の雰囲気たっぷりです。ランチのみテラスでの食事もオープンしました!
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by casteltresgirard | 2007-04-20 23:49 | ブドウ畑の四季・春

4月第二週のブドウ畑・・・Repiquage

先日ご紹介したように、greffe(接木)された苗木を、いよいよ植えていきます。

「植える」のですから、「Plantation」と言いたいところですが
これは、何もないまっさらな敷地に一から植えること。少し意味が違ってきます。

古株を抜いた穴を補うための植樹は、「Repiquage」ルピッカージュといいます。
「Piquage」ピッカージュで杭を打った後、続けて打つのは苗木ということです。

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配達時点での苗木は
25本ずつ束ねられています。






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greffe(接木)した部分は
赤い蝋で固められています。






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剪定ハサミで根を切り落とし・・・







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太いキリのような道具で
苗木を植える穴の目星をつけ、






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苗木を添えながら
深く埋め込みます。






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赤い部分まで差し込んだので
地中部分は20センチあまり。






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初めの4年間ほどは
若木を保護する杭を打ちます。






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新しく植えた苗木から、ブドウが収穫できるようになるのは、4年後。
ブルゴーニュの特級畑となると、7年は待つべきと言われています。
「Vieilles vignes」古木、と呼ばれるようになり、果実味の凝縮した
良質の実をつけるようになるまでには、20-30年かかります。

手入れが良く、病気にかからなければ、80-100年生きることも・・・
ブドウの樹は、ヴィニュロンが次世代に残す財産でもあるのです。
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by casteltresgirard | 2007-04-09 16:23 | ブドウ畑の四季・春

Domaine des Equipages エリック氏の挑戦

先日、馬でブドウ畑を耕すエリック・マルタン氏の仕事をご紹介しましたが
2004年からブドウ栽培そのものにも着手、自分のワインをリリースしたそうです。

夏のアペリティフにピッタリのロゼ(Vin de Pays)
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愛馬の写真を使ったラベル
オリジナリティがありますね。



発泡酒のクレマン・ド・ブルゴーニュ
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赤ワインのマランジュ
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背ラベルに愛馬が・・・
意外ですが自分でHPも立ち上げた彼、
ラベルのデザインもすべて自作です。



有機栽培と自然に任せた醸造をモットーとしているエリック氏のワイン、
味わってみると本当にナチュラルな果実味たっぷりで、ホッとさせられます。
ボトル1本飽きずに飲める味、とでも言いましょうか・・・

今日は、彼の家に30人ほど集まり、子羊と鶏のバーベキューを楽しみました。

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エリック氏がこの家を購入してもう5年になりますが、工事は遅々として進まず・・・。
「ノンビリと楽しみながら改装していくよ!」

耕作の仕事やワイン作りばかりでなく、ライフスタイルそのものが「Bio」で
お宅を覗くとビックリします!
地階に厩舎、吹抜けになった2階に住居があり、まさに「馬と生活を共にしている」!

引越直後に覗きに来たときは、この地階の片隅に台所シンクやバスタブがあり、
わたしの友人の日本人女性が「お手洗いを貸してください」とお願いしたところ
「よし!ついておいで」とバケツ1杯の水を片手に・・・!どんなトイレだったのでしょう!?
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by casteltresgirard | 2007-04-08 20:57 | おすすめワイン

ブドウの苗木を作る人

今日は、ブドウの苗木屋で友人のフィリップ・グリザール氏が来宅しました。

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アルプス山脈の麓、サヴォワ地方でワイン農家を営んでいたグリザール家。
1860年代に「フィロキセラ」というブドウ根の病気がヨーロッパ全土に広まり
フランスのブドウが全滅したことがあります。

その際、アメリカ大陸から輸入した根の部分(台木)に
欧州産の枝を接木することにより、ブドウが復活したという経緯がありますが
一家は引き続きワインを作りつつ、この「苗木業」のほうで功績を上げました。

フィリップが見せてくれた、「シャルドネ」種の苗木。100本単位で納品します。

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赤くぷっくり膨らんでいるのが接木した部分で、蝋で固定してあります。

お土産に自家製ワインもいただきました。
白ワイン「ジャケール」「ルーセット」、赤ワイン「モンドゥーズ」などサヴォワ地方
独自のブドウ品種ばかりで毎回楽しみ。パリの農業見本市で金メダルも獲得。

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「シャルドネ」種の苗木を、2本プレゼントしてもらいました。

青いラベルは、EU圏内を流通させる場合の検疫のための証票。
品種名、クローンNo、台木の種類などが記載されています。
下段の「06.73.120.062」の数字に、国番号・県・市町村・生産者コードが
表されており、全生産者の苗木がクオリティの面で厳しく管理されています。

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今はただの棒っきれでも、数十年間も生き続けてブドウを実らせるのかと
考えると感慨無量・・・。根を短く切って水に挿しておくと発芽するそうなので
ボチボチ名前でもつけて、可愛がってやりたいと思います♪


Domaine GRISARDでは、ワインの試飲と苗木栽培の見学もできます。
(日曜・祝日を除きます)

Jean-Pierre et Philippe GRISARD
73250 Freterive
Tél (33) 04 79 28 54 09
Fax (33) 04 79 71 41 36
e-mail gaecgrisard@aol.com
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by casteltresgirard | 2007-04-05 21:43 | ブドウ畑の四季・春