<   2007年 08月 ( 4 )   > この月の画像一覧

ヴァンダンジュが始まりました

4月の異常な暑さの影響で、例年より3週間も早く開花してしまったブドウの花。
その日から数えて100日後が、収穫開始の目安だと言われています。
今年は2003年に次ぐ記録に残る年か?8月中旬すぎの収穫が予想されました。

実際には、7月に入ってから毎晩の夕立、夜中まで雷雨が続くという毎日で
気温も上がらなかったので、この収穫日予想は後方修正されることになりました。
それでもギリギリ8月末になるか、9月初旬にズレ込むか・・・。

27日、28日に通訳ガイドの仕事が入ったので、お客様をご案内して
モレ・サン・ドニ村をブラブラ歩いていると・・・あっ!選果台でやってるよやってるよ!

d0080181_835456.jpg

d0080181_8441762.jpg

手を振り返してくれたオジサンの笑顔につられて、気付くと門の中へ・・・。
私の大好きなワイン「クロ・デ・ランブレィ」、先日テイスティングに来たこともあり
無我夢中で作業を見つめてしまいました。

思いがけず、昔からの友人Kくんが働いていて、久しぶりの元気そうな顔。
今年のブドウは、多雨のせいかカビが目立つので、選果が重要になりそうです。

d0080181_847268.jpg

選果のあと除梗、ステンレス製の桶に溜まったブドウの実は
タンクに流し込まれます。醸造所の中は、ブドウの皮の濃厚な香りがプンプン。

d0080181_8525384.jpg

d0080181_8581122.jpg

d0080181_8591240.jpg

d0080181_8595878.jpg

タンクを眺めていると、先日テイスティングのお相手をしてくださった
秘書の女性が通りかかり、裏手の階段から回るとタンクの上から覗けるから
足元に注意してね、とご親切に勧めてくださいました。

この月曜日の朝、グラン・クリュの畑から刈り取りを始めたのだそう。
気になる糖度を教えてもらえますか?「12度を超えているから心配ないよ」
本当!?他はみんな糖度待ちだというのに・・・「週半ばに雨も降るから急ぐよ」

d0080181_93427.jpg

そして、できたてのブドウジュースをグラスに取って試飲させてくれた
親切なオジサン。てっきりカーヴで働いているチームのリーダーかと思っていたら
ここに住んでいる管理人さんなのでした。全員参加なんですね。

翌朝は、ブドウ畑の作業を見に行ってみようということになり、丘の中腹へ。
やってます、やってます!昨日は60人位で切っていると聞きましたが
どうも少ないので訊いてみると、今日は20人のチームでノンビリと最終作業中。

d0080181_9141333.jpg

d0080181_9173252.jpg

d0080181_935573.jpg

d0080181_9183962.jpg

d0080181_920524.jpg

この方は、ドメーヌの統括責任者かつ30年前から醸造を担当されている
ティエリー・ブルーアン氏。私の勤務先レストランの常連さんでもあるので
ご挨拶して、しばらくお話を伺いました。

糖度は12.6度あるので充分。今どきアルコール度14度のワインなんて
流行らないからね。うちはエレガントなワイン造りをするからこれでいいんだよ。

ピュリニー・モンラッシェはもう切ったんですか?と質問すると
いや、グラン・クリュ(黒ブドウ)から始めてピュリニー(白)で終える年なんて
僕の記憶にはないねぇ、とおっしゃっていました。

さぁ、あと数日もしたらグラン・クリュ街道はトラック渋滞になることでしょう。
ヴィニュロンの皆さん、1年の締め括りがんばって乗り切ってくださいね!
[PR]
by casteltresgirard | 2007-08-29 01:32 | ブドウ畑の四季・秋

ニュイからボーヌまで、欲張りな旅(1日目)

パッケージツアーの一例です。
今回は、女性おふたりの旅を、2日間サポートさせていただきました。
グランクリュワインの試飲を中心に、のんびりとグルメの旅・・・

1日目
09:23 ディジョン駅に到着、車でホテル「カステル・ド・トレ・ジラール」へ。
チェックインの後、徒歩でモレ・サン・ドニ村のブドウ畑散策に出発です。

10:00 ドメーヌ・デ・ランブレィを訪問。
白壁のシャトー風建築、赤いバラに囲まれた門構えは、村随一の美しさです。
このドメーヌの看板ワインは、ご存知グランクリュの「クロ・デ・ランブレィ」。

f0122044_814672.jpg

f0122044_659442.jpg

f0122044_6593211.jpg

f0122044_704534.jpg

ステンレスタンクの並ぶ醸造所内で、航空写真をつかった所有畑の説明と
収穫から醸造の流れを教えていただいた後、テイスティングルームへ。
モレ・サン・ドニ一級畑「Loup」2002年、特級畑「クロ・デ・ランブレィ」2004年を
いただきました。

f0122044_721042.jpg

f0122044_733764.jpg

今味わったばかりのワインは、どんな畑からできているの・・・?
丘を登って「クロ・デ・ランブレィ」の畑を訪ねます。昼食前のいい運動になります!

f0122044_7133191.jpg

11:30 坂を下りながら、教会前広場のカヴォー・デ・ヴィニュロンに立寄ります。
村の生産者たちが共同出資して昨年できたショップでは、常時5種類が無料で
テイスティングできます。取り扱いは、もちろん地元ジュヴレイ~モレのものが中心。

f0122044_7182385.jpg

12:30 ホテルでランチをとっていただきます。
前菜・メイン・デザートの月替わりメニューですが、お昼はどれも軽めの盛り付け。
白4種・赤4種おすすめしている、グラスワインを合わせてどうぞ。

f0122044_721953.jpg

f0122044_7225057.jpg

15:00 ヴージョ村にあるドメーヌ・ベルターニャへ。
ここでは、ヴージョ一級畑「クロ・ド・ラ・ペリエール」のほか、特級畑「コルトン」、
白ワインの特級「コルトン・シャルルマーニュ」まで試飲させてくださいます。

f0122044_726638.jpg

f0122044_7263490.jpg

16:00 ぶらぶらと歩いて10分程のシャトー・ドゥ・ラ・トゥールへ。
この通りから眺めるクロ・ド・ヴージョ城は、絶景!
ヴージョ唯一の白の一級畑として有名な「クロ・ブラン」で、シャルドネも味見・・・。

f0122044_7314783.jpg

f0122044_7324934.jpg

f0122044_7335152.jpg

f0122044_7342431.jpg

特級畑「クロ・ド・ヴージョ」は、50haあまりに80社以上の所有者がいますが
このシャトー・ドゥ・ラ・トゥールは、6haの畑を持つ筆頭所有者。2002年を試飲。

f0122044_743533.jpg

f0122044_746380.jpg

17:00 テイスティング後の心地よい酔い醒ましに、ヴージョ城まで歩きます。
ブルゴーニュワインの土台を築いたのは、12世紀のシトー派の修道士たち。
このシャトーを拠点として、ブドウ畑や醸造の技術改良に尽力しました。

f0122044_7535424.jpg

f0122044_7545913.jpg

最後に、ロマネ・コンティの畑の前で記念撮影して、今日の日程は終わりです。
お疲れ様です・・・ホテルに戻って休憩の後、ディナーをお楽しみいただきます。
[PR]
by casteltresgirard | 2007-08-07 23:43 | パッケージツアー

ニュイからボーヌまで、欲張りな旅(2日目)

ホテル「カステル・ド・トレ・ジラール」にお泊りいただいたお客様が
必ず仰るのは、「とっても静かでよく眠れました~!」静かすぎて怖いくらい・・・
朝食はビュッフェスタイルですので、クロワッサンやヨーグルト、フルーツなどを
たっぷりお好きなだけお召し上がりくださいね。

2日目
09:30 ガイドがホテルにお迎えにまいります。チーズ工場「ゴーグリィ」へ。
ガラス越しに、牛乳の型詰め~水切り~塩水でウォッシュ~熟成の過程を見学し、
売店で試食させていただき、お土産も購入できます。

f0122044_8314354.jpg

f0122044_8331266.jpg

f0122044_8334381.jpg

11:00 コート・ド・ニュイとはお別れ、車で一気に40kmほど南下します。
シャサーニュ・モンラッシェ村のカヴォーへ。ここでは日本人男性の鈴木さんが
地元白ワインのレクチャーと共に、テイスティングのご案内をしてくださいます。

f0122044_838930.jpg

f0122044_8385350.jpg

f0122044_8393277.jpg

13:00 グランクリュ街道を通りながら、隣のピュリニー・モンラッシェ村へ。
ターブル・ド・オリヴィエ・ルフレーヴにて、15種のワインを味わいながら
カジュアルな家庭料理を楽しむ、テイスティングランチです。

f0122044_8432555.jpg

f0122044_8444950.jpg

f0122044_8453072.jpg

食事の最後になって、出てきました~ルフレーヴ氏ご本人!

f0122044_848746.jpg

f0122044_8484323.jpg

f0122044_8502755.jpg

ソムリエさんの軽快なおしゃべりにつられ、ついつい長居しました。
レストランで使用されているオリジナルの皿は、フロントで購入することもできます。
商売っ気たっぷり・・・と侮るなかれ、なかなか素敵なグッズばかりで目移りします。

16:30 ボーヌの街中にあるワイングッズ・書籍・お土産品の店「アテネウム」
駆け足で立寄ります。2日間で巡ったブドウ畑の地図や、素敵な写真のカレンダー、
ちょっと興味を持ち始めたチーズの本など、何でもここで見つかりますよ。

18:17 ディジョン駅までお見送りして、ブルゴーニュの旅はおしまいです。
今回も素敵な女性おふたりと、楽しい時間を過ごさせていただきました。
グランクリュのワインをたっぷり試飲して、優雅な2日間でした。また会いましょう!


このパッケージプランのご相談は、Woman Frenche Styles までどうぞ。
[PR]
by casteltresgirard | 2007-08-07 23:41 | パッケージツアー

コート・ド・ニュイを巡る1日の旅

今回は、コート・ド・ニュイをくまなく巡る1日ツアーです。
埼玉県からお越しのIさんのご一家は、若々しいご夫妻と5歳になる息子さん、
それに両家のお母様という、なんとも羨ましい仲良しファミリーです。

数年前までオランダ駐在員だったというIさんご夫妻、当時夏休みの旅行で
ブルゴーニュへはワインの買い付けに何度かいらしていたのだそうです。
ヴォーヌ・ロマネや、ラドワの白ワインがお好きだという渋い(!?)ご希望に応じて
またボトルを購入して帰りたいとのことで、ティスティングしながら購入ができて
リーズナブルな価格のドメーヌをいくつかピックアップして廻ることにしました。

前夜、ホテル「カステル・ド・トレ・ジラール」に到着されたご一家。
ご主人自ら運転されるクルマに私も同乗させて頂いて、ヴォーヌ・ロマネへ出発!
最初の訪問先は、Maison des Vins de Vosne-Romanéeです。

f0122044_695734.jpg

このワインショップは、Domaine François Gerbetの経営。
2004年のヴォーヌ・ロマネ村の一級畑ワイン「オ・レア」「レ・プティ・モン」など
5種をテイスティングしました。

f0122044_6185632.jpg

この店の良いところは、自社ドメーヌのワインばかりでなく
ヴォーヌ・ロマネ村の名だたる生産者(ミシェル・グロ、ラマルシュ、クラヴリエなど)の
ボトルも揃っていることです。

f0122044_621977.jpg

f0122044_6272276.jpg

お買い物の後、クルマで5分程のところにある醸造所も
シャンタルさんが案内してくださいました。「うちなんか小さいからねぇ・・・」と言いつつ
トラディショナルな古い地下カーヴと、所狭しと並ぶ樽に感激!

f0122044_6481662.jpg

お昼前には、シャンボール・ミュジニー村に到着。
Maison Vigneronne de Chambolleは、ジュヴレイ・シャンベルタンから
モレ・サン・ドニ、シャンボール・ミュジニー、ヴージョ、ヴォーヌ・ロマネまでを中心に
有名ドメーヌは控えめに、むしろ若手注目株の造り手のワインを紹介している店。

f0122044_6291776.jpg

f0122044_6295680.jpg

このオジサンどこかで見た顔・・・と思ったら、ここの社長で先日カステルへお食事に
来てくだったことが判明。オジサン(失礼!社長です)自ら日替わりで5種のワインを
グラスに注いでくださいます。ニュイ・サン・ジョルジュの白(ドメーヌ・シェヴィヨン)、
シャンボール(ドメーヌ・フェレティグ)などを味わった後は、買い物カゴをぶら下げて
棚からお好きなボトルをお選びください。

f0122044_642577.jpg

地下カーヴから上がり、地階レストランでランチにしましょう。
上から、ポーチド・エッグの赤ワインソース、エスカルゴのラビオリ、シャーベット。

f0122044_6444263.jpg

f0122044_645227.jpg

f0122044_646249.jpg


ロマネ・コンティの畑は、何度来てもやっぱり感動するものですよね。

f0122044_6524385.jpg

f0122044_6532124.jpg

息子さんと手を繋いでロマネ・コンティを歩けるなんて、お父さん幸せ者ですね!

次はちょっと趣向を変え、クレマン・ド・ブルゴーニュ(発泡酒)のミュージアムへ。
ニュイ・サン・ジョルジュの郊外に、1年前にできたばかりのImaginariumがあります。

f0122044_6574011.jpg

f0122044_6592979.jpg

オーディオガイドとミニチュア模型で、発泡酒の工程を知ることができます。

f0122044_71668.jpg

息子くんが意外に楽しんでくれたのがコレ。
レミュアージュ(発泡酒は瓶内醗酵中に澱が溜まりますが、これを1/8回転ずつ
数日おきに回すことにより、澱が瓶口のほうに固まっていくこと)のゲームで
瓶回しの速さをパパと競っていることろ。

f0122044_753433.jpg

f0122044_762547.jpg

f0122044_772516.jpg

UFOキャッチャー、香りのミュージアムなどで遊んだ後は
バーカウンターでクレマンをご馳走になります。サッパリとした喉ごしで美味しい!

最後の訪問先は、ニュイ・サン・ジョルジュの隣りの小さな村
プレモー・プリセィ村にあるDomaine Bertrand Ambroiseです。
やや遅れての到着にも関わらず、オジサンはにこやかに
「待ちながらいろいろ仕事が片付けられたから」と快く迎え入れてくださいました。

f0122044_7223046.jpg

このドメーヌの魅力は、白はサン・ロマン、ラドワ、ムルソー、コルトン・シャルルマーニュ、
赤はニュイ・サン・ジョルジュ、ボーヌ、ポマール、クロ・ド・ヴージョなど幅広いAOCが
揃っていること。ヴィンテージもいろいろ選べて、しかも価格は控えめなのが嬉しいです。

いくつか試飲した中から、私もサン・ロマン白2003年、ニュイ・サン・ジョルジュ一級畑
アルジリエール2003年を購入しました。

f0122044_7303089.jpg

息子くんも、最後までいい子で私達に付き合ってくれました。
ご褒美にアルジリエールをちょっと味見・・・記念すべき初めてのワインなんですって!
弱冠5歳にして、ティスティングツアーに1日ついて来れるとは、将来は大物ですね。

今日は、どの訪問先の方もとても温かい笑顔で迎えてくださって
終始楽しく過ごすことができました。生産者の皆さんに心から感謝します。


オーダーメイドのワインの旅、お手伝いします。お問い合わせはメールでどうぞ。
[PR]
by casteltresgirard | 2007-08-03 23:00 | 通訳ガイド・オーダーメイド