カテゴリ:ブドウ畑の四季・夏( 5 )

耕作馬を繰る美しいお姉さん

今朝は、ドメーヌ・アルロの末娘のベルティーユさんのお仕事見学に。
彼女に初めて会ったのは、主人が某シャトーに勤務していたとき、観光客向けの
馬車を繰るお姉さんとしてでした。フランス語では「キャヴァリエ」と呼ばれる仕事で
乗馬帽にスラリと長い皮のブーツを履いて、何とも美しくて若いお姉さんでした。

その数年後に再会した彼女は、耕作馬を連れて、いつもブドウ畑の中にいました。
自身の実家のドメーヌの畑を4haと、その他のドメーヌからの外注4haを耕していて
軽く日焼けした別人でした。

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主人は、すかさず自分の新しい勤務先の耕作も、彼女にお願いしたわけですが
今朝は、彼女にとってはヴァカンス前の最終日。今季も良い仕事ができたお礼にと
主人の個人的な畑を耕してくれ、幼馴染みや私達母娘を呼んでくれたというわけ。
祖父から引き継いだ小さな畑、これだけでは到底生活はしていけないけれども
昔住んだお屋敷を丘の上に望む、彼にとってはとても強い思い入れのある畑です。

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「オカピ(馬の名前ね)行くよ、アレ!」
えーっ、3歳児に鋤を引かせるなんて無理だよ、と思っているうちに、パパの補助で
うちの娘は畝の間に消えていってしまいました。土だってホコホコで歩きづらいのに・・・
ベルティーユ姉ちゃんは、「なかなかキャッキャッ言って喜んでたよ」と言ってくれて。

パパが満足そうなのは勿論のこと、義母が何を思ったか、涙ぐんでいたような気が。笑
朝起きると「ママン、エコール行かないよ。馬サン行くね?」と必ず言う娘。
そんなに好きなら、まぁそれもオリジナリティがあって、ママンの望むところですがね。
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by casteltresgirard | 2009-08-05 13:01 | ブドウ畑の四季・夏

開花、そして恵みの雨

昨日日曜日のサクランボ狩りのときに、ついでに撮ったブドウ畑の現在。

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数日前から、まさに開花中。
ブドウの開花日って、ワタシ6月10日ごろかと思っていまして、ガイドをしたお客様にも
そうお話してきたんですが・・・何だか今年はかなり早めのようです。

この道30年以上(歳がバレますね)の主人の話では、ここ数週間の異常な暑さと乾燥、
そして夜の寒さのせいで、「こんなにゆっくりしたペースで伸びるのは初めてのこと」。
ブドウ畑に出ても、退屈している日もあるのだとか。(←じゃー何してるのさ?とツッコミ)

ですから、この週末の雨は、ヴィニュロン達にとっては恵みの雨となったのですね。

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ところで、主人は「あぁ~ブドウの花のいい香りがする」といつも言いますが
まったく何の香りも感じない、ワタクシいちおうソムリエ・・・。引退してオバアチャンになる
頃には、そんな事も感じられるような「本場のブルゴーニュ人」になっていられるかなぁ。

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「Rognage」と呼ばれる、伸びた蔓の先端を切り揃える作業を見かけるたびに
何だか寂しく感じてしまうのは私だけ?盆栽のお国の人なのですけどねぇ・・・。

心地よい風に吹かれながら、ひゅるひゅる~と細く伸びた蔓の先端を見るたびに
「天まで高く届け!」と応援したくなってしまいます。
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by casteltresgirard | 2009-06-08 16:10 | ブドウ畑の四季・夏

8月第一週のブドウ畑・・・Veraison

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私のカメラでも、ここまで撮れるのか~と発見。(笑)
ガイドをしたお客様が、「ブドウを撮るなら接写モードというのがありますよ」と
私のカメラで撮ってくださったのです。ホント!キレイ!

クロ・ド・ヴージョの畑にて。
まだ青い実がほとんどですが、ここの区画は他より早く色付き始めていました。
グリーン、ピンク、パープル・・・いろいろな色が混じって、小さな宝石のよう。

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ロマネ・コンティの向かい、グラン・リューの畑の脇道に、こんな風景が。
ブドウ畑に咲く夏の花というと、赤いヒナゲシだけかと思っていましたが
いろいろあるものなんですね。

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ツアーの最後に、コルトンの丘でルイ・ラトゥール社の畑を手入れする
「ヴィニュロン」達に出逢い、一緒に記念写真を。
みなさん肩がすごい日焼け。あと1週間でヴァカンスなのだそう。頑張って!
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by casteltresgirard | 2008-08-04 23:29 | ブドウ畑の四季・夏

雨降りの夏

今日は仕事が休みなので、夕方娘を連れてノンビリ散歩していると・・・

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近所の「猟師のオジサン」とバッタリ。
実は彼の名前は知らないんですが、とにかくリタイア後を狩猟で楽しんでいる方。
その白い袋の中、何ですかぁ~?

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エスカルゴ!
オジイチャンの時代には、ブドウ畑に行くと、葉っぱに群がっていたらしいです。
ブドウ畑のあるところエスカルゴ。だからブルゴーニュ名物にもなったんですね。

でも、今ではすっかり見かけることもなくなり、お店で買うしかなくなりました。
「エスカルゴティエ」という養殖場が、ディジョン郊外に残っているだけです。
こちらは見学&試食のガイドツアーも出ているらしいですが、テレビで観た映像が
あまりにも衝撃的で・・・!私はまだ足を運んでいません。

ディジョンのエスカルゴ・ブティック「Hélix」
ディジョン郊外のエスカルゴ加工場も訪問できます。「Bourgogne Escargots」
シャンパーニュ地方の養殖場「Hélixbernn」 写真で養殖の様子がよく解ります。

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左が「ブルゴーニュ・クラシック」 有名なプティ・グリとはまた違う種類で
右がなぜか「ポロネー」 ポーランドからやって来たエスカルゴ、と言うんですって。

シャンベルタンの特級畑の上方には、ジュヴレイの深い森があって
そこには鹿や野ウサギも住んでいます。仕事帰りの真っ暗なグランクリュ街道には
これらの動物達が下りてきていることもしばしば。

今年の夏は、毎晩のように夕立ち、雷雨だった印象がありますが
森の生態系は、こうやって普段以上に潤っているのが手に取るように感じられます。
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by casteltresgirard | 2007-07-23 18:55 | ブドウ畑の四季・夏

5月第三週のブドウ畑・・・floraison

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コート・ド・ニュイ地区のブドウ畑では、5月第三週半ばから
開花(floraison、フロレゾン)が見られましたが、ようやく写真に収めました。

所々に、茶色く焦げたようなツボミが見えますか?
5月13日夕方、マルサネ近辺で局地的に降った、雹の爪あとです。

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ほら、葉っぱに穴が空くほどの強い雹だったんです・・・。

昔からの言い伝えで、開花から100日後に収穫が始まるとすると・・・
8月20日頃ということに。2003年の再来、記録を超えるかもしれません。
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by casteltresgirard | 2007-05-22 01:11 | ブドウ畑の四季・夏