カテゴリ:ソムリエの独り言( 17 )

退職のご挨拶

なかなか更新の進まない当ブログですが、お立ち寄りありがとうございます。

2012年8月19日をもちまして、カステル・ド・トレ・ジラールを退職しましたので、
お知らせさせていただきます。

『フランスの旅』、『地球の歩き方』などの誌上に掲載していただいたこと、
またリピーターさんやご紹介、訪れてくださった方のブログなどをご覧になって
いらしてくださるお客様も増え、なんと今夏は記録的な夜があったのですよ・・・
8月15日の夜は、全8室中の5室が日本のお客様でした!

皆様、どうもありがとうございます。

今後も、せっかくいらしてくださるお客様にできるだけ楽しんでいただけるよう、
日本語メールでのお問い合わせには、もちろん対応させていただきます。
レストランにも日本語メニュー、必要であればサポートにお伺いできますので、
どうぞご遠慮なくメールください。

私事ですが今後は、7年半の在勤中にお付き合いを続けてきた各方面との
協力関係を大切にしつつ、通訳ガイド業に専念して活動を続けていくつもりです。

お客様のリクエストに応じて、オーダーメイドのブルゴーニュ滞在のご提案を
させていただきますので、お気軽にお問い合わせください。


花田砂丘子
E-mail : sunakohanada@yahoo.fr
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by casteltresgirard | 2012-08-28 19:43 | ソムリエの独り言

女性だけのワインコンクール

昨日は、女性だけのワイン審査会があったので、私も様子見に参加してきました。
「Feminalise」フェミナリーズ http://www.feminalise.com/


ロビーに到着すると、オンナ、オンナ、オンナ・・・!お喋りの声がやかましくて疲れるほど。
クロワッサンとコーヒー(試飲前にコーヒーってのはな?)、ジュースのサービスがあって
10時を過ぎたころ、ゾロゾロと審査会場入り。

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450名で、3200点あまりのサンプルを採点するらしいです。
私の担当は、普段飲まない「ロワール」。ミュスカデ、プイィ・フュメ、シノンなど23点。
右隣に座ったサントネィでワイン販売をしているという彼女は、シャンパーニュの担当で
「あぁ・・・ガスばっかりで疲れた・・・」、左隣の彼女はペルナンでワインを造っているそうで
「やだ、ペルナンの担当ワタシ」「アナタもしかしてサンプル出したの」「いえ、幸いにね。汗」

しかし、ワインコンクールの審査員は、ずいぶん久しぶりにやらせてもらいましたが
造る人の苦労を間近に見て解っているだけに、それに点数をつけるのが申し訳なくて。

そりゃ~、旨いワインもあれば、首をかしげたくなるワインもあります。
個人的な好みで選ぶのではなく、全神経を集中して、初めと終わりにムラが出ないよう、
公平に。学校時代に習ったように基本に忠実に分析するのは、いい刺激&経験でした。

その後は行けませんでしたが、ランチはボーヌ市内のイタリアンレストランにて、
午後は市内ツアーもしくは顔マッサージ、夜はカクテルディナーが予定されていたそうで
全てご招待!クーラーバックや名刺入れなどのお土産つきでした。

来年も参加できたら、また行きたいと思います。
しかし、先日のソムリエコンクールもそうですが、女性が元気♪ オトコ抜きも楽しいです♪
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by casteltresgirard | 2010-04-23 04:33 | ソムリエの独り言

世界最優秀ソムリエ・チリ大会




ジェラール・バッセ氏。
ブラインドでずばりカナダのアイスワインといいあてた。
イギリス代表でフランス人。会場は拍手の嵐だった。
日本ソムリエ協会・会報誌の取材写真より)


今週は、私には全然遠い話なんだけれど、やっぱり気になってツイッターで追いかけた
チリ・サンチァゴでの世界ソムリエ大会がありました。

こんな便利な時代だから、iPhoneを使った生中継や、日々更新される記事写真の数々。
世界のトップソムリエ達の、サービス実技やブラインドティスティングのVTRを拝見しつつ
はぁ~っ、ほぉ~っ、と溜息をついておりました。

優勝のジェラール・バッセ氏は、すでに7度目の出場、5度目の決勝進出だそうです。
フランス国籍で、イギリスで活躍中だから、「フラングレーズ」などと言うメディアもあって。
フランス語と英語が話せると、ワインの仕事をする人にとっては、こんなに世界が拡がる
ってのを目の当たりにしました。

12年前の私にワインのいろはを教えてくださった、谷宣英さんは残念ながら予選どまり、
準決勝12名に残った森覚さんとともに、おふたりとも英語は完璧に話される様子・・・。
なのになのに、世界の壁は高い!田崎真也さんは本当に凄い人なんだと改めて気付き。




私がいちばん素敵だなと思った写真は、コレ。
(同じく日本ソムリエ協会・会報誌の取材写真より)

52ケ国(プラス、アジアオセアニア代表の森覚氏、アメリカ大陸代表のカナダ人女性)の
54人の中から12人の準決勝出場者。その中に史上初4人ものソムリエールが入って
今回は話題をさらいました。

女性の能力が男性より勝ったから、凄いのではないと、私は思います。
ワインをはじめ、あらゆる飲料を嗅いで味わう感覚の鋭さに、男女差はないと思うから。

たぶん凄いのは、女性は一生のキャリアの中で、やはり子供を産んで育てたりとか
家に帰れば家事は奥さん任せだったりとか、勉強だけに集中できない期間・時間があり
(もちろん彼女達に子供がいるか、家事をしているかは知る由もありませんが)
それを乗り越えて、男性と同じ舞台に立てたことが凄いと、私は個人的に思うんです。

彼女達がこれだけの能力を持ちながら、実際にレストランに立って、水商売な時間割で
働いているのだとしたら、それは、私が言うのもナンですが、結構キツイことです。

この写真、女性陣のほうが「目ヂカラ」が強い気がしたのは、私だけじゃないでしょう。
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by casteltresgirard | 2010-04-17 13:23 | ソムリエの独り言

ソムリエ、絶命!

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今晩のサービス中のこと。

「あっ・・・マズイ・・・なんか真ん中に刺さってない気がする・・・」と感じた次の瞬間、
ポッキリ折れてしまいました、私のソムリエナイフ。渦巻きの部分、コルクに埋没!

しばらくショックで、呆然としてしまった。笑

というのも、このラギオールのソムリエナイフは、某三ツ星レストラン勤務時代に
ローランペリエ社から贈られたもの。ちゃんと私の名前が刻印してあったのです。
もう三ツ星で働くこともなければ、こんなナイフをいただくこともなかろう。

唯一の救いは、私の大053.gif053.gif大好きな、クロ・デ・ランブレィ2004年のコルクに
吸い込まれてしまったことでしょうかね・・・。

・・・というわけで、40歳の誕生日にリクエストしたいもの、決まりました。
誰も訊いてないか。苦笑
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by casteltresgirard | 2010-04-08 23:20 | ソムリエの独り言

新年おめでとうございます

明けましておめでとうございます058.gif058.gif058.gif
皆様が、健康で楽しい1年を過ごされますように。美味しいワインが飲めますように!

・・・さて、元旦の夜のサービスを終えて、自宅に帰ってきました。
いつも通りの仕事でしたけれど、新年早々、日本人のお客様が2組もお泊りくださっていて
何とも幸先のいいスタート。イギリスと、オランダからだそう・・・若くて素敵なご夫婦です。

どちらのテーブルでも、「フランスに何年いらっしゃるんですか?」と訊かれました。
今年で丸10年。よく考えたら、いや考えなくても、30歳の誕生日を当時ホストファミリーに
祝ってもらったのでした。それが今年は大台ですよ、まったくもう。

「また是非いらしてくださいね」
といつも別れ際に申し上げていますが、次回いらしてくださっても、私はきっとまだここに
本当に居るんだろうな・・・何だか次の大台が見えてくるようで、想像したくないです。笑


日本企業の年末年始休みは、せいぜい1週間程度でしょうね?
日本本国からヴァカンスのお客様をお迎えするのは、もう少し先になるのでしょうか・・・。

モレ・サン・ドニ村は、今晩は雪がちらついています。
何となく雪の多い印象の今年の冬。それでも統計では、平均気温は高い部類に入るとの
報道を読みました。まだ分からないけれど、2010年はどんなミレジムになるんでしょう?


今年も、どうぞよろしくお願いいたします。
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by casteltresgirard | 2010-01-01 23:50 | ソムリエの独り言

ソムリエの仕事の醍醐味

ソムリエにもいろいろありますが・・・ワインショップの店員さんも「ソムリエ」ですし
最近では、ソムリエ協会の資格を取った人は、自身で「ソムリエ」を名乗りますよね。
それでも私が、時間的にも報酬的にも一番ツライとも言える「レストランのソムリエ」
の仕事を続けているのは、なぜなんだろう・・・。

普段は、あまりオイシイ仕事とはいえず、ボトルの底にちょっと注ぎ残したワインを
裏でチビチビいただくくらいが楽しみですが・・・(笑)、たまにその答えが見えることが
あります。遅くまで頑張って働いて良かった~と思えるサービスがあります。


今晩は、日本からのお客様がディナーに来てくださいました。
ずいぶん前から、メールで個人的にやりとりもして、スイートルームに3泊してくださる
大切な大切なお客様。どんな方なのかは、いつも直接お会いしないと分かりませんが
そのご夫妻は、店内をブラブラ歩いていた当ホテルのオーナーに、いつの間にやら
サイン帳を渡していたようで・・・。

オーナーからのメッセージの隣りに、シェフの遊び心たっぷりのお絵かき(!?)と
「目で楽しんで、舌で味わって」のメッセージが。素敵なアイデアですね、とお話を聞くと
レストランへ行かれるとき、旅先で出逢った人に、いつも言葉を残してもらうのだとか。

恥ずかしがりで絶対に客席に出ないシェフも、厨房から「どうだった?どんな反応?」と
めちゃくちゃ嬉しそうにしていました。


もう一組の素敵なお客様は、おそらくドイツ人かベルギー人と思われる男性2人組。
流暢なフランス語で話しかけてくださったので、いろいろと会話が弾んだのですが
今日がヴァカンス最後の夜だそうで。

「サンジャック・コンポステルの道」という、巡礼の道があるのは、ご存知ですか?
スタートは、ヴェズレイであったり、プイィ・シュル・ロワールであったり、4箇所ありますが
その道は1本になり、フランス西海岸のバイヨンヌの近くを通って、スペイン北部まで・・・。
全ての行程を歩き通すと、1300kmにもなるのだそうです。

私の亡くなった伯母(正確に言うと、主人の元妻の伯母・・・それなのに私には優しくて)が
この「コンポステルの道」を歩く人でした。もちろん一度には歩けないので、休暇のたびに
巡礼路の一部を歩き、20年間くらいかかって全行程を踏破したのです。

そんな話をお客様にすると、私の知らない「プィィ・シュル・ロワール」の町の風景を
デジカメで見せてくださいました。

「歩いてるときはね、他の雑念は全て消え去っていくんだ。心が真っ白になるよ。
そしてこの風景、何の変哲もない石畳の道だけれど、道端の花とか遠くの山とかさ・・・」
彼らも、1週間のヴァカンスで100kmちょっとくらい歩けるそうです。私もまだ間に合う!?


自分が普段考えもしないことを、いろいろなお客様から教えていただけることが
このお仕事の醍醐味かな・・・気付いたら一晩中しゃべりまくって、口が疲れていることが
心地よい疲れだったりして、なんて帰り道に思いました。
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by casteltresgirard | 2009-06-09 23:39 | ソムリエの独り言

またもや、ご無沙汰をしました

昨年春にも「ご無沙汰いたしました」と書きましたが、どうも私には「冬眠癖」があるらしく。
10月末を最後に、更新をお休みしていました。

11月の「栄光の3日間」のお祭り後の2週間、2月の「バレンタインデー」後の2週間半、
当ホテルは毎年お休みを取らせていただいているのです。それにさらにプラスして私は
1月末から5週間半の連休を取り、娘を引き連れて日本に帰省しておりました。

5週間半!と驚かれる方も多いですが、フランスのサラリーマンには年間最低5週間の
有給休暇があります。ホテルレストラン業界は、企業によっては6週間の所もあります。
加えて、入社1年経つと「祝祭日」という名目で1週間、これは年を重ねるごとに3日ずつ
増えていきます。カステル・ド・トレ・ジラールに戻って4年の私には・・・ホクホクです!

こんな事を言ってはナンですが、日本の会社勤めのように、上司への遠慮はありません。
それぞれがキッチリ休暇を取って、人生を楽しまないと、お客様に本当の笑顔や真心は
振り撒けません・・・デス。


さて、1ヶ月間の日本滞在から戻ってきたら、ブルゴーニュも少し暖かくなっていました。
現在のところ、日中は12~13℃まで上がることが多く、強い風さえ吹いていなければ
コートがなくても、ブドウ畑散歩が楽しめるくらいの小春日和です。

今年のシーズンも、さらにたくさんの日本からのお客様をお迎えできますことを
楽しみにお待ち申し上げております。ご予約・ご質問などは、日本語メールでどうぞ。


カステル・ド・トレ・ジラール 花田砂丘子
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by casteltresgirard | 2009-03-16 15:01 | ソムリエの独り言

ご無沙汰いたしました

皆様、たいへん長いご無沙汰をいたしました。
思い立ってブログを開いてみたら、昨年11月を最後に更新しておらず・・・
もうこのソムリエは、カステルを辞めたのか?とお思いの方もいたはず。

この間、12月は仕事がなかなか忙しく、家庭での年末イベントも立て込み、
1月には私事ですが、娘が初めての病気らしい病気をし、そして日本での
ワインセミナーの準備に追われ、2月はいよいよ3週間にわたる日本帰国、
3月中旬には「グラン・ジュール・ド・ブルゴーニュ」という1週間の試飲会で
あっという間に月日は過ぎていったのです。


そろそろ春ですし、本業のほうもきっちり始動しなくてはなりません。

お陰さまで、お客様からはボチボチと問合せのメールが届き始めて
8月まで、時おり日本からのゲストをお迎えできそうな様子です。
カステルの料理とワイン、サービスを楽しみにお越し下さり、ありがたいです。

冬の間に在庫を控えていたワインは、先日新しいアイテムを入荷しました。
期待の高い2005年ヴィンテージの赤ワインも、各アペラシオンが揃っており
再び1000種以上のワインがリストに並んでいます。

そして厨房では、この4月より新しいシェフを迎える予定です。

エイプリル・フールにならないよう頑張りますので(笑)
皆様、今夏シーズンもどうぞよろしくお願い申し上げます。
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by casteltresgirard | 2008-04-01 00:32 | ソムリエの独り言

ワイン樽が家具になった

今週末ボーヌで開かれた「栄光の3日間」
ワインのテイスティングの合間に、こんな素敵な展示を見つけました。

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ロラン・ポン氏の創作「Meubles en Merrains」
使用済みのワイン樽を再利用した、温かみのあるアートです。

古めかしい木の家具が好きで、先祖代々のタンスやサイドボードを
あちこちから回収してきては、自宅に骨董屋のようにただ並べている私達夫婦。
彼の作品には、すぐに目が釘付けになりました。

主人は、ひとまずは勤務先のワイナリーの応接セットに導入したいと
オジサンの差し出したノートに連絡先を書き込み、私はそそくさと価格チェック。
ちなみに上の写真のバーカウンターは2500€、下の椅子は1脚450€あまりと
・・・やっぱり勤務先行きになってしまいますね。

見て、触って、楽しむだけでも・・・楽しいものです。(笑)
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by casteltresgirard | 2007-11-18 23:16 | ソムリエの独り言

日本からの贈り物

土曜日の午前中、娘のスイミング教室から帰ってくると
となりの仲田さんのカーヴの扉の前に小包が・・・。
「やだー、入らないからって外に置きっぱなしだよ。雨が降っているのに。」

土日は仕事にいらっしゃらないだろうから、預かっておこうと取り上げると
なんと宛名は私です!
「苗字が似てるのは解るけどサ、うちは隣なのに。さすがフランスポスト。」

差出人はショウコさん、私が8月にワイナリー巡りにご案内したお客様です。
2日間で120枚にもなってしまった写真を、CD-ROMに入れて送ったので
そのお礼に違いありません。こんな出来事のお陰でやり甲斐を感じますね。

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ジャン♪

京都・大安のお漬物詰め合わせです。
ガイドをしながら「こんなお土産が嬉しい」なんて話しましたっけ?かなり嬉しい。
ショウコさんに感謝感謝、白いゴハンと一緒に大切にいただきま~す。

というわけで、勝手に「海外在住者がもらうと嬉しい日本のお土産」リストです。

- 佃煮やおかずの真空パック
- おでんの缶詰
- 炊き込みご飯の素
- お茶漬け海苔
- 味噌汁パック
- おしるこの缶詰

これらは、開封してそのまま、またはちょっと手を加えればすぐに食べられて
ポイント高いですね。

- 海苔
- ちらし寿司の素
- 唐揚げ粉・天ぷら粉
- だしパック
- 濃縮めんつゆ

フランス人に、寿司やそばをご馳走してくれとせがまれることは、よくあります。
唐揚げと天ぷらも人気あるんですよね。

- うどん
- カップヌードル

日本蕎麦は、フランスには売っていた気がします。(高いので買いませんが。)
うどんは無いんですよね。カップヌードルはオランダ産が売られていますが
味がイマイチ違うのです。

・・・という訳で、とりとめもなく綴りましたが
日本から来られる皆さん!どうぞご参考になさってください。爆 
また思いついたら追加しておきます。
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by casteltresgirard | 2007-11-10 15:35 | ソムリエの独り言