ヴァンダンジュが始まりました

4月の異常な暑さの影響で、例年より3週間も早く開花してしまったブドウの花。
その日から数えて100日後が、収穫開始の目安だと言われています。
今年は2003年に次ぐ記録に残る年か?8月中旬すぎの収穫が予想されました。

実際には、7月に入ってから毎晩の夕立、夜中まで雷雨が続くという毎日で
気温も上がらなかったので、この収穫日予想は後方修正されることになりました。
それでもギリギリ8月末になるか、9月初旬にズレ込むか・・・。

27日、28日に通訳ガイドの仕事が入ったので、お客様をご案内して
モレ・サン・ドニ村をブラブラ歩いていると・・・あっ!選果台でやってるよやってるよ!

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手を振り返してくれたオジサンの笑顔につられて、気付くと門の中へ・・・。
私の大好きなワイン「クロ・デ・ランブレィ」、先日テイスティングに来たこともあり
無我夢中で作業を見つめてしまいました。

思いがけず、昔からの友人Kくんが働いていて、久しぶりの元気そうな顔。
今年のブドウは、多雨のせいかカビが目立つので、選果が重要になりそうです。

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選果のあと除梗、ステンレス製の桶に溜まったブドウの実は
タンクに流し込まれます。醸造所の中は、ブドウの皮の濃厚な香りがプンプン。

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タンクを眺めていると、先日テイスティングのお相手をしてくださった
秘書の女性が通りかかり、裏手の階段から回るとタンクの上から覗けるから
足元に注意してね、とご親切に勧めてくださいました。

この月曜日の朝、グラン・クリュの畑から刈り取りを始めたのだそう。
気になる糖度を教えてもらえますか?「12度を超えているから心配ないよ」
本当!?他はみんな糖度待ちだというのに・・・「週半ばに雨も降るから急ぐよ」

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そして、できたてのブドウジュースをグラスに取って試飲させてくれた
親切なオジサン。てっきりカーヴで働いているチームのリーダーかと思っていたら
ここに住んでいる管理人さんなのでした。全員参加なんですね。

翌朝は、ブドウ畑の作業を見に行ってみようということになり、丘の中腹へ。
やってます、やってます!昨日は60人位で切っていると聞きましたが
どうも少ないので訊いてみると、今日は20人のチームでノンビリと最終作業中。

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この方は、ドメーヌの統括責任者かつ30年前から醸造を担当されている
ティエリー・ブルーアン氏。私の勤務先レストランの常連さんでもあるので
ご挨拶して、しばらくお話を伺いました。

糖度は12.6度あるので充分。今どきアルコール度14度のワインなんて
流行らないからね。うちはエレガントなワイン造りをするからこれでいいんだよ。

ピュリニー・モンラッシェはもう切ったんですか?と質問すると
いや、グラン・クリュ(黒ブドウ)から始めてピュリニー(白)で終える年なんて
僕の記憶にはないねぇ、とおっしゃっていました。

さぁ、あと数日もしたらグラン・クリュ街道はトラック渋滞になることでしょう。
ヴィニュロンの皆さん、1年の締め括りがんばって乗り切ってくださいね!
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by casteltresgirard | 2007-08-29 01:32 | ブドウ畑の四季・秋
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