世界最優秀ソムリエ・チリ大会ジェラール・バッセ氏。 ブラインドでずばりカナダのアイスワインといいあてた。 イギリス代表でフランス人。会場は拍手の嵐だった。 (日本ソムリエ協会・会報誌の取材写真より) 今週は、私には全然遠い話なんだけれど、やっぱり気になってツイッターで追いかけた チリ・サンチァゴでの世界ソムリエ大会がありました。 こんな便利な時代だから、iPhoneを使った生中継や、日々更新される記事写真の数々。 世界のトップソムリエ達の、サービス実技やブラインドティスティングのVTRを拝見しつつ はぁ~っ、ほぉ~っ、と溜息をついておりました。 優勝のジェラール・バッセ氏は、すでに7度目の出場、5度目の決勝進出だそうです。 フランス国籍で、イギリスで活躍中だから、「フラングレーズ」などと言うメディアもあって。 フランス語と英語が話せると、ワインの仕事をする人にとっては、こんなに世界が拡がる ってのを目の当たりにしました。 12年前の私にワインのいろはを教えてくださった、谷宣英さんは残念ながら予選どまり、 準決勝12名に残った森覚さんとともに、おふたりとも英語は完璧に話される様子・・・。 なのになのに、世界の壁は高い!田崎真也さんは本当に凄い人なんだと改めて気付き。 私がいちばん素敵だなと思った写真は、コレ。 (同じく日本ソムリエ協会・会報誌の取材写真より) 52ケ国(プラス、アジアオセアニア代表の森覚氏、アメリカ大陸代表のカナダ人女性)の 54人の中から12人の準決勝出場者。その中に史上初4人ものソムリエールが入って 今回は話題をさらいました。 女性の能力が男性より勝ったから、凄いのではないと、私は思います。 ワインをはじめ、あらゆる飲料を嗅いで味わう感覚の鋭さに、男女差はないと思うから。 たぶん凄いのは、女性は一生のキャリアの中で、やはり子供を産んで育てたりとか 家に帰れば家事は奥さん任せだったりとか、勉強だけに集中できない期間・時間があり (もちろん彼女達に子供がいるか、家事をしているかは知る由もありませんが) それを乗り越えて、男性と同じ舞台に立てたことが凄いと、私は個人的に思うんです。 彼女達がこれだけの能力を持ちながら、実際にレストランに立って、水商売な時間割で 働いているのだとしたら、それは、私が言うのもナンですが、結構キツイことです。 この写真、女性陣のほうが「目ヂカラ」が強い気がしたのは、私だけじゃないでしょう。
by casteltresgirard
| 2010-04-17 13:23
| ソムリエの独り言
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